皆様、こんにちは。
横浜珠算暗算教室の垣原です。
本日は、速算術についてお話しをしたいと思います。
そろばんを習い始めの頃は、一珠と五珠をどのように使って計算するのかを学びます。
つまりそろばんの基本的な使い方です。
これは昔そろばんを習っていらっしゃったお父様お母様、またはお子様にお教えする為に独学にて学んだ(えらい!)お父様お母様でも簡単にお教えする事ができますね(^^)
しかし使い方を理解しただけでは、暗算はもちろん、将来履歴書に書ける上級以上の検定合格には当然無理が生じてきます。
突然ですが、1級の問題の掛け算を例にとりますと、6~7桁×4~5桁になります。(整数、少数含む。)
これを10分20問、つまり30秒で1問、全部見直しをして満点合格を狙うなら(私、小学生の時、絶対取るって狙いました!)タイムリミットは1問約15秒、答えを記入する時間を2秒と考えて、約13秒で解かなくてはなりません。
更に10段は10分60問、つまり見直し無しでも10秒で1問、答えを記入する時間を2秒と考えて、約8秒程で解きます。
あ、今、速さのお話しをしていますが、正確さは大前提です。答えが合っていなければ、意味がありませんものね。(^^)
では、どのようにして速く正確に解くのか。
全て暗算で出来るのなら暗算でやって下さい。その方が速い。
無理なら、両落としの場合は掛けられる数を、片落としの場合は掛ける数を、瞬時に出来るだけ多くの桁数を記憶して下さい。もちろん問題を見た瞬間にです。
そしてそれ以降は問題を見ない。そろばんのみを見る。
それと、少数の問題は四捨五入する以下になりそうな箇所は計算から省く。
割り算も暗算。無理ならそろばんを使って計算するが最後まで計算する必要はありません。上級ぐらいになれば、途中で答えが見えてくるはず。見えてきたらすぐ答えを記入して次の問題にいく。少数は四捨五入するのだから、言うまでもありません。
先程から答えが見えたらと言っていますが、見えてくるんです!瞬時の判断の為、暗算をしている感覚はありません。しいて言うなら勘。(笑)でも正答率は99.9…%。私はほぼ間違えた事はありません。
やっぱり見えてくるという表現が一番ぴったりだと思います。
数字を自由自在に操るとは、こういう事なのかなと思います。
見取り算は、11桁。これも暗算。1級になると分割計算を学びます。
以上、言うのは簡単ですが、これをやるのはかなりの難題!
しかも、どこの教科書にも書いていません。
講師が自らの体験によって掴んだコツというものです。
しかし、ここまでくる研鑽を積んでこそ暗算にもつながるのです!
また、研鑽を積む過程において、モチベーションの維持はとっても大切!
私も受験生の時ですが、先生が常にみんなにおっしゃっていた言葉に励まされ、いつもその言葉を思い出して勉強をしていたものです。
心にグッとくる言葉は人それぞれ違うはず。その言葉の引き出しをプロはたくさん持っています。
進学校の先生が独自のプリントにて授業展開をしているように、どのお教室の先生も、自らの経験と実績に誇りと自信を持ち、自らの体験による全てのコツを、惜しみなく伝授しています。
プロの授業、受けてみませんか。
そして、一度身に付いたら忘れない一生ものの暗算力と、小学生(もちろん幼児さんでも。)でも将来履歴書に書ける資格取得に臨んでみませんか。