(そろばんは学力向上の知的能力を活性化】
そろばん計算は幼児でもできる簡単な計算にも関わらず、数字を読み、頭で分析し、右手を動かし、右脳、左脳だけでなく、多くの脳領域が活動します。近年これらの領域の神経システムが知的作業にとても重要ということが分かっています。数字の桁を増やし、暗算計算では、さらに高次な領域で神経システムが活性化し、知的能力の向上となります。
知的作業に共通して使われるは大切な「一般知能」です。日本ではなじみが薄いかもしれませんが,欧米での多数の研究で、子供での学力や成人での社会的成功(良好な仕事や結婚,高収 入,社会的地位など)と密接に関係することが分かっています。交通事故死や病気のかかり難さとも関係します。「一般知能」は知能指数IQと似ていますが,IQとは 異なって,人生や生活に深く関与するのです。そのため,欧米では「最も伸ばすべき知能」とされています。
スタートは殆ど一緒でも
圧倒的な差は○○!
どの生徒さんも、スタートは殆ど一緒です。
最初からできる生徒さんはいません。
最初は、間違いが多かったり、時間がかかったり、なかなかうまくいきません。教室では、レベルアップや進級した時は何度もできるまで、指導していきます。
何度も練習をしていく中で、速度も上がり、ミスなくなっていき、進級していきます。級が上がるほど、難しくもなりますが、今までの山を越えてきたから、また次も頑張ろう!と難しいことにチャレンジする勇気もできてきます。
一日休むと、二日目は前回より、スピードも落ちて、元に戻すのに時間がかかります。
1日の積み重ねを続けた生徒の1ヶ月後、半年後、1年後は圧倒的な力が育ちます。毎日続けることは本当に大変です。しかし大変なことは大きな変化に繋がります。
【継続】を習慣にして、どの生徒さんにも、やれば出来るようになる自信を育てていきましょう。
写真は先日の1,2,3級 段位認定試験前
日曜特別練習会の様子でs
学校や塾での教育は「教える」ことが主になります。子供たちが成長していくためにはそれだけでは、不十分です。
「知っていること」と「できるようになる」は全く違うからです。「できるようになる」ためには定着させ、自分のモノになるまで「練習」が必要です。これが「反復練習」です。
例えば、九九で、2の段を知っていて、2✖️1から2✖️9までがスラスラ言えても、2✖️7になるとすぐに答えが出てこなかったり、16➗2がすぐに出てこなかったり、196➗2で、答えがすぐに出てこない場合は、2の段を知っているが、まだ2の段の九九が自分のモノとして、定着できていません。
そろばんの場合でも、足し算の問題で、最初の指導で、計算の仕方を理解しても、実際に自分で計算した時、間違いが多かったり、時間がかかったりする場合は、まだ自分のものになっていません。最初は間違えがあっても、やり直しをすることで、間違えに気づくようになります。繰り返し、練習することで、情報処理能力が速くなり、間違えが少なくなっていきます。最後は間違えないよう、慎重に計算しても、スピードも速くなり、ノーミスになっていきます。
「知っていること」から「自分のモノ」になると、繰り返し練習することで「できる」自信や喜びになります。この「反復練習」の積み重ねが、成績を上げていく秘訣です。そろばんを通じて計算力を高め、「反復練習」を習慣にするとは学習の基礎を育てる事になります。